すばらしい機能を持った無垢材は、湿気が多ければ吸収し乾燥すれば湿気を放出し、部屋の湿度を調節してくれます。
国産の無垢材は、元々湿気に強く、樹脂を多く含んでいるので、水や雑菌を跳ね返す性質を持っています。そのうえ、無垢材は、それ自体で調湿をしてくれ、単体で繊維がしっかり結合しているので、復元力が強く、傷がつきやすいなどの心配はありません。そのうえ、無垢材は自然素材であるためシックハウス症候群の心配もありません。
但し、無垢材は、部屋の湿度を調節するという調湿作用と
関連して、「縮む」「膨張する」という少々厄介な性質がある
と言われています。
充分に乾燥させた安定した性能の良い無垢の木材でも、
冷暖房の発達した現代住宅の過乾燥状態には「動く」ことも
あり得ます。
「動く」ということを聞くと、使うにあたって不安に思われるかも
しれません。しかし、「木」の良さは体験して初めてわかります。また、長期的に見るとそれ以上の効果をもたらしてくれるものです。
なにしろ“生きている無垢材”なのですから、長い目で見て
「家族の健康のために」といった余裕を持って付き合って
もらえれば、きっと木材と良い関係を築くことができるはずです。
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